この記事は、三菱HCキャピタル(証券コード:8593)の銘柄分析(ファンダメンタル分析)結果をまとめています.
会社名 | 三菱HCキャピタル株式会社 |
市場 | 東証プライム |
業種 | その他金融業 |
証券コード | 8593 |
配当月 | 6月、12月 |
企業HP | https://www.mitsubishi-hc-capital.com/ |
IR情報 | https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/index.html |
総合評価 | (6.0) |
うみせ
うみSE
副業でブログ、おこづかいで投資をしているサラリーマンです. 妻と娘(4歳)の3人でマイホーム暮らしです. 家計管理はパパ(うみSE)が担当しており、家計管理術や株式投資について発信しています.
業績
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- 売上高:右肩上がりで優秀です.
- 営業利益率:6%以上を10年以上継続しているが、2021年度に大幅下落(米国の海上コンテナリース会社CAIを買収した影響と考えられる).
その後は順調に回復傾向です.
「売上高」のうち、「売上原価」と「販管費」を引いたものを「営業利益」と呼びます.
営業利益÷売上高×100=「営業利益率」となります.
株主還元
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- 1株あたり配当金:配当金は24年連続増配中です.
日本企業で第3位の連続増配銘柄となります. - 配当性向:毎年増配しているにも関わらず、配当性向が50%未満です.
無理して配当金を出しておらず健全と言えます. - EPS:基本的に増加傾向でありますが、2021年度の営業利益率低下と一緒にEPSも低下しています.
しかしながら無配や減配などはなく、2023年度には過去最高額であった2020年度を追い越しています..
1株当たりどれくらいの純利益を生み出しているかを見る指標です.
EPSが大きいほど企業の収益力が高く優秀と言われています.
財務
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- 自己資本比率:かなり低いです.
長期的にみると少しずつ自己資本の割合は増加傾向にありますが、安全性は低いと思われます. - 営業CF・現金等:営業CFは赤字の年度も多くあり、とても安定しているとは言えません.
ここ数年は黒字傾向ではありますが、理想は毎年増加傾向であってほしいです.
企業の資産のうち、純資産(自己資本)と負債(他人資本)割合を示すものです.
自己資本比率が高い会社の方が潰れにくいと言われています.
ROE
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- ROE:自己資本が小さいためか、8%以下の水準です.
業種内でも平均値付近を推移しています.
純資産(自己資本)を効率的に運用して純利益を生み出しているを表す指標です.
日本では8%を超えると優良企業と言われています.
ROA
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- ROA:投資するなら5%ぐらいほしいですが、業種(その他金融業)的には1%以下が平均のようです.
データ上では1%付近を推移しているため、業種内では優秀な成績と言えます.
資産(他人資本含む)を効率的に運用して純利益を生み出しているを表す指標です.
日本では5%を超えると優良企業と言われています.
PER
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- PER:業種(その他金融業)内で平均値や中央値以下の水準を継続しており、比較的「割安」の傾向です.
時価総額を当期純利益で割った値です.
投資した資金が何年分で当期純利益を回収できるかを意味しています.
株主優待
- 株主優待:現在は実施していません.
まとめ
- 業績
- 7.0
- 株主還元
- 9.0
- 財務
- 2.0
- ROE
- 7.0
- ROA
- 2.0
- PER
- 10.0
国内第3位の連続増配(20年以上)銘柄として人気があり、配当利回りも3%を超えています.
配当性向は40%前後であり無理なく配当金を支払ってくれており、今後(~2025年度)も40%程度を継続することを宣言しています.
業種別でも割安株のため定期的に買い増しを考えていますが、財務状況にはやや不安が残るため、定期的にIR情報を確認した方がよいと思います.
最後まで読んでいただき、ありがとうございました.