この記事は、KDDI(証券コード:9433)の銘柄分析(ファンダメンタル分析)結果をまとめています.
KDDI(9433)
東証プライム
連続増配 株主優待
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株価 | 配当利回り | 東証33業種 | 配当月 |
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読み込んでいます… | 3.25% | 情報・通信業 | 9月、3月 |
[radar_chart title1=”株主還元” score1=5 title2=”収益性” score2=5 title3=”安定性” score3=3.5 title4=”割安度” score4=5 title5=”将来性” score5=5 title6=”その他” score6=5 aria_label=”レーダーチャート9433″]
同業種PER | 同業種PBR |
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23.2倍 | 2.3倍 |
概要・事業内容
KDDIは日本の大手電気通信事業者で、携帯電話の大手三大キャリアの1つである「au」を運営している会社で、時価総額9兆円超の大企業です.
強みである通信事業(5G通信)を基盤とし、DX(デジタルトランスフォーメーション)、金融、エネルギー、LX (ライフトランスフォーメーション)などの幅広い事業を展開しています.
主な事業は、個人向けへ提供しているサービス「パーソナルセグメント」と法人向けへ提供しているサービス「ビジネスセグメント」の大きく2つです。
パーソナルセグメント
パーソナルセグメントでは、「au」、「UQ mobile」、「povo」などのマルチブランドを取扱うモバイル通信サービス事業、「auじぶん銀行」、「au PAY」、「au PAY カード」などの各種サービスを連携し新たな付加価値を提供する金融事業、環境保全に貢献できる「ecoプラン」を提供するエネルギー事業、バーチャルシティ等の 仮想空間メタバースなどを通じて新たな体験価値を提供するLX(ライフトランスフォーメーション)事業があります.
ビジネスセグメント
ビジネスセグメントでは、日本国内および海外の法人を対象に「5G」、「IoT」、「AI」、「セキュリティ」、「データ分析」などのコア技術を提供し、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の推進でお客さまをサポートするビジネスモデルとなっています.
業績
売上高
売上高の注目ポイントは以下です.
営業利益
営業利益率の注目ポイントは以下です.
まとめ
稼ぐ力が強く、文句なしで、収益性の評価は5点です.
株主還元
配当金・配当性向・EPS
配当金・配当性向・EPS(1株当たりの純利益)の注目ポイントは以下です.
株主優待
KDDIには株主優待制度があり、下図のとおり保有株数と保有期間によって、カタログギフトがもらえます.
株主優待は単元株(100株)以上保有している株主が受けられる制度です.
さらに「保有株数が1000株以上」・「保有期間が5年以上」の条件達成により、カタログギフトの価格がUPします.
株主優待制度の詳細はこちらからご確認ください.
https://www.kddi.com/corporate/ir/individual/stockholder/?bid=co-ir-kddidiv-yutai
まとめ
高配当、連続増配、さらに株主優待もあります.
文句なしで、株主還元の評価は5点です.
財務
営業CF
営業CF(営業キャッシュフロー)はの注目ポイントは以下です.
現金等
現金等の注目ポイントは以下です.
自己資本比率
自己資本比率の注目ポイントは以下です.
ROE
ROE(自己資本利益率)の注目ポイントは以下です.
ROA
ROA(総資産利益率)の注目ポイントは以下です.
まとめ
営業CFや現金等も増加傾向にありますが、自己資本比率が45%と低めで安定性に少し懸念があります.
但し、ROEやROAの値も好成績で、負債分も含めて効率的な経営ができています.
鬼ホールド(長い期間保有すること)することを考慮すると、自己資本比率が低いため、安定性の評価は3.5点です.
市況情報
BPS
BPS(1株当たり純資産)の注目ポイントは以下です.
PER
PER(株価収益率)の注目ポイントは以下です.
PBR
PBR(株価純資産倍率)の注目ポイントは以下です.
まとめ
通信業の中で見ると、割安な結果です.
NTTが最も割安となっていますが、大差はありませんので、割安性の評価は5点です.
将来性
中期経営戦略(2022年度~2025年度)では、以下を掲げています.
詳細はこちらからどうぞ.
https://www.kddi.com/corporate/ir/management/target/2023-2025/
IoTや5Gなど今をときめく通信インフラ事業を担っており、「国内外企業へ向けてDX事業拡大」や「au経済圏の拡大」など、これからの成長を期待できる企業と言えますので、将来性の評価は5点です.
リスクについて
通信事業を経営しているKDDIは、音声通信やデータ通信のサービスを提供しているため、ネットワークシステムおよび通信機器に依存しています.
以下のような事象によって、経営成績に影響が生じる可能性があります.
現に2022年7月には大規模な通信障害が発生しています…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました.
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